「🌳命の木」 幸福の探求 “ずるい”という言葉の中に隠れている心(1)

はい、みなさん、こんにちは！さくら🌸です。

先日、孫達同士のちょっとした言い争いがあったようです。6歳と8歳の女の子と男の子のどこにでもある口喧嘩です。

どうも「ずるい‼️」と発した言葉から起こった争いのようです。

ジージが間に入り、二人をなだめ、又夜は、家族の聖典学習の後、パパが色々例を出しながら、どの様に対処したら良いのか教え諭していました。

これ、難問ですよ💦💦💦

大人の私達にとっても、この「ずるい‼️」、、つまり「嫉妬心」「羨む気持ち」を克服する事は💦

日常茶飯事ありますもの、、、「あっ、いいなぁ〜」って思う事、、、、、そこまで深刻じゃなくてもあります😅

「ずるい‼️」この言葉は、どこでも聞かれる聞き慣れた言葉でもあり、又、口癖のように言う大人もいるらしいです。

この言葉の裏に隠されてる心は、自分とほかの人とを比較した結果出て来る「嫉妬心、羨む気持ち」と言えるでしょう。

今日はこの、「人を羨む気持ち」について二つの観点からちょっと考えてみたいです。

まず一つ目　ーーー二つのタイプに分けられます。

素晴らしい人々、この世的にも成功している人々について良く見聞きします。そういう人々に接したり、情報を得たときの私達の反応は二つのタイプに分けられるようです。

一つ目のタイプは、「おお〜素晴らしい‼️どうしたらそうなれるんだろう💕、私もそうなれる様に頑張りたい❣️、、、よし学んでみよう、真似してみよう❤️、、」いう、彼らを観察し非常に前向き積極的明るくとらえるタイプです。或いは「私は私、彼等は彼等」と簡単に割り切れ、人と比較しない人、この様なタイプの人々は、皆を受け入れる事が出来、どこまでも成長していきます。

二つ目のタイプは、「わーいいなぁ〜💦　ずるいよ〜💦　不公平だ〜💦　ひどい💦　なにか間違ってな〜い💦」などと、まさに、自分と人とを比較して、負のループにはまり込んでしまうタイプです。

そして今日の二つ目の観点

問題は、この二つ目のタイプに当てはまる人々です。そしておそらく多くの人々が気付かず犯している過ちでもあります。

又、心に悲しみ、束縛を或いは、もしかして憎しみまでも感じている人々でもあります。

どうしたら、この葛藤から、或いは、気付かず負のループにはまり込んでいる人々、、、つまり本当の成長に歯止めがかかってる人々でもありますが、、、、この枠から抜け出せるのでしょうか？

その理解を得るには、もう少し「嫉妬心、羨む気持ち」について学ばなければいけないでしょう。

エズラ・タフト・ベンソン氏が、「高ぶりを心せよ」」と言う話の中で、つぎの様に述べています。

「下から上を見上げる高慢です。これは，あら探し，うわさ話，中傷，不平，収入以上の生活をすること，そねみ，うらやみ，また，人を高める感謝の念や称賛の言葉の欠如，人の過ちを赦ゆるさない，嫉妬など様々な形で現れます。」

つまり、嫉妬心や、羨む気持ちは、「下から上を見上げる高慢です。」と

「高慢」さからきてるというのです。

では「高慢」とは何でしょう！これもよく聞く言葉ですが、奥が深い様です。

同じくベンソン氏が、語っています。

「他人が犯す高慢の罪はすぐ目につきますが，自分自身にその罪があると認めることはめったにありません。高慢の罪とは，金持ちや学者のように社会のトップにある人がほかの人を見下すことだと多くの人は考えます（2ニーファイ9：42参照）。しかし，それ以上にわたしたちの間に広がっている慢性的な病があります。それは，下から上を見上げる高慢です。」

先程引用したところの前の部分ですが、この「下から上を見上げる高慢」は、私達の間に広がってる慢性的な病であり、誰でもが、犯しやすい罪であると言ってるのです。💦💦

又こうも言ってます。

「高慢は，ひどく誤った解釈をされている罪であり，多くの人が無意識のうちにこの罪を犯しています、、、、

ほとんどの人は，高慢を「自己中心」「うぬぼれ」「自慢」「尊大」「傲ごう慢まん」のことだと思います。確かにこれらはそれぞれ高慢の罪の要素ではありますが，核となるものが抜けています。
高慢の中心を成すのは「敵意」，すなわち神と同胞に対する敵意です。敵意は「憎悪，敵対心，反抗」などを意味します。サタンは，この力によってわたしたちを支配しようとします。
高慢の本質の基本は競争心です。自分の思いを神の御み心こころと競わせるのです。高慢な心で神に向かうとき，そこには「御心よりも自分の思い」という気持ちがあります。神の御心に対して競争心を持つと，欲望や欲求，激情を制御することができなくなります（アルマ38：12；3ニーファイ12：30参照）。
高慢な人は，自分の生活を律する神の権能を認めることができません（ヒラマン12：6参照）。自分なりに真理を解釈して，神の偉大な真理に挑むのです。また，自分の能力をもって神の神権の力に対抗したり，自分の功績を挙げて偉大な神の業に敵対したりします神への敵意は，反抗，かたくなな心，強情さとなって現れることもあれば，罪を悔い改めない，ほこり高ぶる，すぐに怒る，しるしを求めるといった形で現れる場合もあり，実に様々です。高慢な人は，神に対して自分の考えに同意するよう求めます。神の御心に合わせて自分の考えを変えるなど念頭にありません。

どこにでも見受けられるこの高慢という罪には，もう一つ重大な要素があります。それは同胞に対する敵意です。わたしたちは，人よりも上に立ち，ほかの人をおとしめようとする誘惑に毎日直面しています（ヒラマン6：17；教義と聖約58：41参照

高慢な人は，自分の知性，意見，仕事，財産，才能など，この世的な尺度をもって張り合い，すべての人を敵に回します。C・S・ルイスはこう書いています。「高慢な者は何かを所有しただけでは喜ばない。人より多く持って初めて喜ぶのである。……人を高慢にするのは比較である。すなわち，自分は他よりも優れているという優越感である。競争心という要素が無くなれば，高慢もその姿を消すのである。」（Mere Christianity,　ニューヨーク，マクミラン社　〔1952年〕，109－110

人から賛同を得ようと競うことは，人の裁きを恐れていることの現れです。高慢な人は「神のほまれよりも，人のほまれを好」みます（ヨハネ12：42－43）。罪があるかないか，それはわたしたちがどのような動機で行動しているかで明らかになります。イエスは，「わたしは，いつも神のみこころにかなうことをしている」と言われました（ヨハネ8：29）。わたしたちは，自分だけを高めて人に勝りたいという動機ではなく，神の御心にかなうことをしたいという動機で行動すべきではないでしょうか。

利己心は高慢がさらに一般的な形をとって現れたものです。「自分にどんな影響があるのか」がとにかく大切なのです。うぬぼれ，自己憐れん憫びん，この世的な願望の実現，自己満足，身勝手などがあります。

高慢はまた，争いという形でも現れます。論争，けんか，不義な支配，世代の断絶，離婚，伴はん侶りょへの虐待，暴動，騒乱，これらはすべて高慢の範ちゅうに入ります。

聖文には，高慢な人は容易に気分を害し，恨みを抱くと書かれています（1ニーファイ16：1－3参照）。そして，相手に責任を負わせたまま赦しを与えず，自分の気持ちが傷ついたのは当然であると主張するのです。

高慢な人は勧告や矯正を容易に受け入れません（箴言15：10；アモス5：10参照）。彼らは自分の弱点や失敗を正当化し，合理化するため自己弁護に走ります（マタイ3：9；ヨハネ6：30－59参照）。

高慢な人は，自分に価値があるかどうかの判断を世の声に頼ります。彼らの自尊心は，この世が判断する成功の度合いで決まるのです。また，業績や才能，美しさ，知性などにおいて，自分より劣る人が多いほど，その分自分の価値が高いと感じます。高慢は醜いものです。高慢な人は言います。「あなたの成功はわたしの失敗。」
もし神を愛し，御心を行い，人の裁きより神の裁きを恐れるなら，わたしたちは自尊心を持つことができるようになります。

高慢という言葉の持つ真の意味は破滅をもたらす罪です。人の成長を制限したり，止めたりします（アルマ12：10－11参照）。高慢な人は，なかなか教えを聞こうとしません（1ニーファイ15：3，7－11参照）。心を入れ換えて真理を受け入れようとしません。なぜなら，そうすることは自分が間違っていたという意味になるからです。

い
高慢はあらゆる人間関係に悪影響を及ぼします。神とその僕しもべ，夫と妻，親と子，雇用者と従業員，教師と生徒，そしてすべての人間関係にその影響は及びます。わたしたちが神や兄弟姉妹に対してどのような態度を執るかは，高慢の度合いによって決まります。キリストは御自分のおられるところに人を引き上げたいと願っておられます。わたしたちも人に対して同じ思いを持っているでしょうか。

高慢はあらゆる人に共通の罪であり，甚だしい悪です。そうです，間違いなく高慢はあらゆる人が犯す罪であり，はなはだしい悪なのです。」

長い引用になってしまいましたが、誰でもがおかしがちな、そして　口にしてしまいがちな「ずるい‼️」そしてその心、「嫉妬心、羨む心」が、下から見上げる高慢さからきてる事、そして　その高慢さは「神」そして「人」を敵に回す時生じる、それは、あらゆる日常生活の中で見られると書いてありました。

まず、私達はこの様な認識、理解を得ることはとても大切です。

そしてこの負のループから抜け出すには、どうすれば良いのか、次回、その核心に触れてみたいと思います。