7月1日からやっとボーダーが開いたバヌアツ訪問が可能になりました。そこで私達は、日本帰国を繰り下げ、7月2日から6日まで、ミッションツアー、その他の集会で、バヌアツを訪問しました。
わたしにとっては初めての訪問、主人には、3年ぶりぐらいの2回目の訪問となりました。
意外にも、飛行機は大きく、たくさんの若い労働者で満席でした。
機体がゆっくりバヌアツに着地した瞬間、私達はある出来事に驚かされました。
機内で大きな拍手と歓声が沸き起こったのです。‼️
そうです。彼らは、家族を残し外国で過ごしていた出稼ぎ労働者だったのです。ボーダーが開かず、母国に帰れずにいた人々だったのです。
長い閉鎖の後、やっと、母国の地を踏めるという感動と喜びは如何程だった事でしょう。
この飛行機は、ニュージーランドからバヌアツまでの第一便でした。
私もなんだか胸が一杯なってしまいました。💕
バヌアツは、南太平洋に位置する国で、1,300kmにわたって連なる83島の島々で構成されています。人口は約30万人ほど、メラネシア系の人々で構成されています。
ニュージーランドから飛行機で3時間ほどです。
まだまだ貧しい国です。この7月は、冬季で、一番過ごしやすい時期だそうです。最高気温29度以下です。非常に快適でした。
美しい海岸沿いには、広いココナッツ農園がいくつも続き、反対側は、沢山の牛が飼われてる牧場です。
男性は、外出時には、いつも長い斧を持ち歩くそうです。木々を払ったり、ココナッツを取ったりするのでしょう。
日曜日には、あふれんばかりの人々が集いました。426人です。一つのワードだそうです。
3人の赤ちゃんの祝福があり、聖餐の儀式で(数が足りず2回ずつ繰り返しました)聖餐会の時間がもう終わろうという時間でしたが、
焦る様子などなく、のんびりと執り行われ、また話者も最後まで話し切りました。30分ほどオーバーでした。こんなの初めてでした。(笑)
彼らは、人前を通り抜けようとするとき、「失礼します」と言わんばかりに、腰を低くし、身をかがめ通り抜けていきます。日本人とそっくりです。
彼らの中の多くは車がなく、徒歩で教会に集まってきます。1時間、2時間もかけて集う会員も多いいと聞きました。穴ボコボコ、ぬかる道を歩いてきます。感動です。
純朴で、謙遜、そして丁寧で、愛らしい、素晴らしい信仰の人々でした。
宣教師は、ニューカレドニアを含めて、50人ほど、、地元の出身のみです。彼ら自身で改宗してる宣教師が多いい事に驚かされました。そのうちの幾人か、パイロットになりたい、医者になりたい、軍人になりたいと夢を語ってくれましたが、教育に対する熱意はまだまだです。
ここしばらく、コロナの為ロックダウンが続き、伝道活動は今ひとつでしたが、これから飛躍的に伸びていきそうです。
肌の色は違っても信仰は同じです。同じように悲しみを背負い、喜びを分かち合い、涙しています。
沢山の人々とハグし、頬と頬を合わせてキスしました。心温まる感動の訪問であり、私達のこのエリアで奉仕する最後の訪問となりました。
主はこの美しい楽園に、こんな素敵な信仰ある美しい人々を大切に養っておられます。
神殿も近々建てられ予定です。
主の業が進められ、ここに住む多くの人々がさらに清められ、主をお迎えする準備ができますように。